Etude Op.35, No.22 《月光》| クラシックギター楽譜紹介
フェルナンド・ソル作曲《月光》Op.35, No.22を紹介します。
抒情的なメロディが魅力の本作は、クラシックギター初心者~中級者におすすめの1曲です。
目次
楽曲について
- 曲名 :Etude Op.35, No.22 《月光》
- 作曲者 :F.Sor (フェルナンド・ソル)
- 難易度 :★★★☆☆
- 形式 :クラシックギター独奏
- 楽譜販売:PDF
演奏・譜面動画
楽曲解説
曲について
この曲は練習曲(エチュード)として書かれていながらも、その美しい曲想からクラシックギターの世界では純粋に演奏用の曲として親しまれています。
静かに揺れるアルペジオの調べの中で流れるように浮かび上がるメロディー。
夜空に差し込む月の光を思わせるような幻想的な雰囲気は後の演奏者や聴衆を魅了し、ソルの手が離れたところでいつの間にかこの曲は《月光(Moonlight)》と呼ばれるようになりました。
演奏ポイント
全体的には、アルペジオの中にメロディーが埋もれている形なので、伴奏と旋律の音を意識的に分離させることが重要です。
音符だけを拾って平坦に弾くと、単にアルペジオを弾いているだけの演奏に聞こえかねません。
親指(p)と人差し指~小指(i,m,a)とのタッチの差を意識し、メロディを浮き立たせるように音量と音色に差をつけることがポイントです。
タブ譜だけでは何の音がメロディーかはわかりませんが、五線譜を見ると判断がつきます。
符尾が上を向いている4分音符や2分音符がメロディーです。
本譜は五線譜とタブ譜を併記していますが、メロディの把握という点に関してはなるべく五線譜を見て判断されると良いかと思います。
楽譜情報・販売リンク
譜面はPiascoreで販売しています。
購入後PDFでダウンロードし、コンビニなどのコピー機で印刷してご使用ください。
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